ビジョンを持とう!~具体的な目的設定の重要性について~

ゴールをイメージしよう

こんにちは。Ishida yasutomoです。

早いものでもうすぐ4月ですね。

教育業界にいるぼくにとって、4月は新たな学生が胸に希望を抱いて入ってくる新年度でもあり心機一転、またここから頑張るぞという時期でもあります。

そんなタイミングだからこそ、夢に向かって走る前にしっかりと目的について考えておくことの重要性について、自分の体験談を踏まえてお伝えしたいと思います。

ぼくの学生時代の夢

ぼくは大学生の頃になりたかった職業がいくつかあります。

それは、弁護士、公務員、司法書士などです。

今になって思うと、これらの職業には共通点があるんです。わかりますか?

なにかというとそれは資格(試験)を取ることが前提の職業ばかりなんです。

つまり、ぼくの中では、『働くこと=資格を取ること』であり、企業で働くことというのが、具体的にイメージ出来ておらず、何か資格を取って働くことの方が具体的だったんです。

さらに、ぼくの中では「資格を取れば何か仕事にもつけて一生安定するだろう」という考えもありました。

今にして思うと、なんて安易で固い人間だったんでしょう。

(その反動か、後に脚本家という何の安定性もない職業を目指したりもしますが、それはまた別の話)

資格の勉強を開始

その後、参考書を買ったりして弁護士の勉強をしたりするも全く歯がたたず、他にも、いくつかの資格を調べたあげくにやりたい事としてたどり着いたのが『社会保険労務士』という資格でした。

この資格は、「社労士」とも呼ばれている国家資格です。

社労士は、社会保険労務士法に基づいた国家資格者です。
企業の成長には、お金、モノ、人材が必要とされておりますが、社労士はその中でも人材に関する専門家であり、「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」を目的として、業務を行っております。
社労士は、企業における採用から退職までの「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」に応じるなど、業務の内容は広範囲にわたります。
職場や企業の悩みは、人を大切にする企業づくりの支援をしている、社労士にお任せください。

ぼくは当時、働く人を不正から守りたい。困っている労働者に役に立ちたい、という想いがとても強かったので、社会保険労務士の資格を取って社会で活躍したいと考えました。

そのために、まずは参考書を何冊か買ってみて、独学で勉強を始めたものの、やはりチンプンカンプンだったため、専門学校に通うことにしました。

専門学校では、毎回授業に出席するたびにハンコを押してもらえるのですが、この「ハンコが溜まっていく」というのがなんとも言えない快感で、途中から勉強のために通っているのか、ハンコを集めるために通っているのかわからなくなるほどでした。(小学生がスタンプ欲しさに欠かさず夏休みのラジオ体操に通うようなものですね)

ただ、この時の一番の誤算は、専門学校に通学していたにも関わらず、友達が一切できなかったことです。

資格の性質なのか、結構年上の方ばかりで学生がほとんどクラスにいなかったということもありますが、知り合いのいないクラスに毎週通うにはなかなかしんどいものでした。

やはり、それなりに難しい勉強なので、一緒に励ましあったり教えあったりする仲間がいれば、また違った結果になったのかな、と思うこともあります(教訓:勉強する時は仲間を見つけよう)

そして、授業にだんだんついていけなくなったこともあり、次第に専門学校から足が遠のいていきました。

わざわざ高い学費を払って、ついていけない授業、友達のいないクラス、冷たく感じる職員のいる専門学校に通うことにだんだん嫌気がさしてしました。

まさに負のスパイラルというやつです。

試験本番を迎えて

そうこうしているうちに試験本番を迎えることになりました。

中途半端な勉強しかできなかったのに、試験を受けて意味があるのか、、しばらく悩みました。

でも思ったんです。

専門学校は途中でフェードアウトしてしまったが、自分なりにやれることはやった。自分の持てる力を発揮すれば、万が一にも受かるのではないか。。

「諦めたら、そこで試合終了だよ」

と自分に言い聞かせて、せっかくなので試験本番を受けることにしたのです。

そして迎えた試験当日

はじめの合図でいきおいよく問題をみてみてぼくは数秒で確信したんです。

「落ちた」と。

そう、全然問題がわからなかったのです。つまり、持てる力なんて全然身についていなかったのです。

さらに辛いことに、社労士の試験時間は全部で5時間くらいあり、結構長いのです。

けど、全然解けないぼくは最後までいる必要もなかったので、退出可能時間と共に席を立ちました。

が、当時つまらないプライドがあった僕は「余裕で全問解けた俺はさっさと会場を出るぜ」という天才を(心の中で)演じ、いわゆるどや顔で余裕の笑みを見せつつ会場を後にしたのでした。

(教訓:つまらないプライドは捨てよう)

結果から学んだこと

ということで、結果的には合格することができなかったのですが、その後、この専門学校に通う経験がきっかけで教育業界に就職したりもしたので、自分としては今に繋がる原点のような経験をすることができました。

が、ここで得た反省点が明確にあります。

それは、ぼくには目的意識が足りていなかったということです。

もう少し目的が明確になっていれば、戦略的に合格に近づける方法はいくらでもあったと思います。

(そもそも合格率10%程度の試験に戦略的に立ち向かえていたかほとほと疑問です)

繰り返しになりますが、自分の中では『働くこと=資格を取ること』だったのです。

しかし、この図式が必ずしも当てはまるわけではない、というのは反省点として持っておくべきだったと考えています。

どういうことか、詳細をみていきましょう。

就職=資格取得ではない

たとえば、医療系の資格だとわかりやすいですね。

医者、看護師、薬剤師などは資格を取ることがほとんど仕事直結することになるので、資格さえ取ってしまえばよほどのことがない限り職に就くことができるでしょう。

一方、士業(さむらいぎょう)というのがあります。

士業(しぎょう)とはサムライ業とも言われ、
その分野の高度な専門知識を有する国家資格となります。
具体的には、弁護士、税理士、行政書士、司法書士など
名称の最後に士という言葉が付きます。

弁護士や会計士、税理士といった資格はわかりやすいですね。

資格を取れば、開業することもできますし、いきなり開業しなくともどこかの事務所に就職できる可能性はかなり高いです。

ただし、弁護士のように希少性の高い資格はともかく、資格は取得したからといって必ずしも仕事にありつけるとは限りません。

そもそも開業するには、それなりの人脈や営業力が必要です。

ただ勉強していればいい、というものではないのです。

そのあたり、ぼくはふわっとした感覚だけで「試験に受かること」をゴールにして走ってしまいました。

仮にあの時資格を取れていたとしても、やってみたら自分のやりたい事と違った、と早々に辞めてしまっていた可能性もあります。

自分は何をしたいのか、を明確にする

ただ好きなだけや、ただなんとなく、だけで突っ走るのは危険です。

具体的に、自分はなんのために、何を身に着けて、何をしたいのか、を深く考えておく必要があります。

最近は中・高校生の頃からキャリア教育が熱心に行われるようになってきていますが、まだまだ不十分だと思います。

ぼくは教育業界にいてどうも気になるのが「資格を取ること」が目的になってしまっている人が多いような気がするのです。

けど、資格の取得はあくまで手段であり、ゴールはそのずっと先にあるのです。

何か気になる仕事があれば、実際にやっている人に直接話を聞きにいくなど、出来るだけ具体的な内容を掴んでおいた方がいいでしょう。

具体的なビジョンを持っておかないと、以前のぼくように「資格をとるために頑張る」という風にいつのまにか目的が変わってしまうことになりかねません。

回り道をしないためにも、自分がやりたいことは何か。深く掘り下げてみて、明確な目的を設定してみてください。




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